【猫とアロマ】安全に楽しむ方法をアロマセラピストが本音で語る

アロマとローズマリー
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なちこ
こんにちニャ♪ 猫飼い主修行歴20数年、
人生の中心は猫である猫好きライターなちこです。

近年「自然療法」「オーガニック」「無添加」とか、この辺りの言葉を頻繁に耳に入るようになりましたよね。アロマも同様にナチュラルで安全で…といわれますが、「自然なものなら全部安全!」という思考に対して今回は全力で待った!をかけたいと思います。

現役アロマセラピストの知識を具体的に分かりやすくお伝えしますので、猫にアロマが大丈夫なのかどうか、読み終わった後判断してください。

時間の目安
この記事は約6分から8分で読むことができます。

猫にアロマの危険性から考える。そもそもアロマって?

アロマ瓶と花

サイトの名前のとおり「ネコノコト。」をメインにWEBライター業や、実生活ではアロマ関連の仕事もしていたりします。実生活でたまに聞かれる質問が「お家ではどんなアロマ炊いてるんですか?」という内容。「猫がいるので家では炊かないんですよ~」そう答えると「え?猫にアロマって危険なんですか?」

こう返ってくる率が99%

猫にアロマが危険ということがネットでは広まってきているようですが、まだまだこれが現状です。アロマの効果といえば「自然の植物から採れる100%の成分で、身体の不調を和らげたり心身のリラックス効果を……」といった内容なので、自然なものなら全部安全思考が発動しやすいんですね。

そもそもアロマとか精油ってなに?

猫にアロマの安全な方法を伝える前にまずは前提から!まずアロマセラピーとはラテン語でアロマは芳香セラピーは療法。アロマセラピーという行為で使用するのが、精油、もしくはエッセンシャルオイルと呼ばれる液体。これが多くの人が想像しアロマと呼ばれる液体瓶ですね。本文中では分かりやすく、アロマと表記していきます。

ちなみに中身は植物からとれる天然純度100%の抽出液。100均でアロマオイルと売られているものは、おもに合成香料なのでまた別物のお話になります。

アロマの効果

アロマテラピーの本質は、植物の香りから得られるリラックス効果や、人が本来持つ健康の維持と「自然治癒力」を引き出すことにあります。代表的な効果は鎮静作用から、美容面でいえば保湿や肌のひきしめ作用、実生活に便利な虫よけや殺菌作用などもありますよ。

ここまで読んでくださっている方はきっと「大切な家族である猫にも使ってあげよう!」または「猫がいるけどアロマ使って大丈夫かな?」という優しい気持ちでここに辿り着いたのですよね。間に合ってよかったです!愛猫の前で使用する前に、ぜひ最後まで読んでください。

アロマは呼吸器からも体内に

アロマは体にいい物なんだ!」って思った方、安全に使ってこそですよ。専門的な詳しい話はかなり長くなるので省きますが、空気中に漂うアロマ成分を呼吸器から吸収した場合でも、最終的に肝臓などで代謝されたのち外へと排出されます。皮膚に付けた場合には、血液循環により全身へ巡ります。

「いい匂い~♪」だけではなくて、アロマの成分は体に直接入っているんですね。もちろんそれは猫にもです。そして猫の肝臓では解毒できないアロマの成分がある、ということを知っておいてください。

アロマの危険性を知った上で使う!

アロマ瓶

植物成分100%で凝縮されているアロマオイルはとても強い香りと成分なので、使用するときは1滴から3滴程度が平均です。大人の人間に行うアロマトリートメントもアロマをオリーブオイルやホホバオイルで薄めていて、アロマ成分が1%以下、皮膚の弱い顔だと0.5%以下が原則。「アロマたっぷり入れたほうが効果でる?」とかたまに聞かれますが、怪我やトラブルの元なので絶対やめましょう

何度か強調していますが、「大人の」「人間」ですら、皮膚の薄い顔は0.5%以下の濃度しか使えないんです。入れすぎると炎症やかゆみ、ひどいと光毒性により火傷のようにただれることも。

子供や猫にアロマ

呼吸器から吸うだけでも体に入ることが分かったアロマ。アロマテラピー関連で唯一の公益法人であるAEAJでは、3歳未満の人間の幼児には芳香浴以外禁止しています。たとえ3歳以上になっても大人の10分の1程度から始めることが推奨されており、アロマとは慎重に扱うべきものということが伝わるのではないでしょうか。

一般的に猫の体重は大人でも3キロから5キロ。人間でいうと生まれたての赤ちゃんくらいですね。そして猫の肝臓は人間より解毒ができず、さらには皮膚も5分の1程度の薄さです。人間の子供すらNGな芳香浴以外のアロマの使用は、猫にもNGとみていいでしょう。

アロマのトラブル事例

幼児の3歳未満もOKとされる芳香浴の面から見てみましょう。近年では2018年1月の事例で、室内でのアロマ芳香浴法をした飼い主さんが、1週間後にインコが急死してしまったお話はツイッターでも大変話題になりました。このように人間にはいい香りでも、動物の嗅覚には香りが強すぎたり、有害となることがあるのです。

人間と比べて数万倍の嗅覚を持つ猫も同様で、中毒症状として嘔吐や涙、皮膚が腫れるなど、さまざまな症状があらわれると言われています。アロマに限らず、強い香りのするものは避けてあげたいところですね。

猫にアロマ芳香浴が安全か危険か、明確な指導や発表がないせいで安全と解釈する人もいます。そういう人は大きな袋を頭からかぶって、その中でアロマの瓶あけてしばらく過ごしてみると猫の気持ちが少しでも分かる…かもしれません。どんなに好きなアロマの香りでも、強烈過ぎたらよくて頭痛、または吐きそうなので私は遠慮します。人間より嗅覚が強いということを想像しながら、かわいい猫たちを愛してあげたいですね!

【猫飼いでも楽しむ!アロマの安全な使い方】芳香浴法

ここまで危険性を知った上で、「猫を飼ってるけどどうしてもアロマを楽しみたい…安全な方法はないの?」そう思っている方、ようこそ本題にいらっしゃいました!アロマセラピーをできるだけ安全に楽しむ方法はいくつかあります。



加湿器のように空気中に拡散させる「ディフューザー」

アロマといえば代表的なのは芳香浴。雑貨屋さんに行くとよく「ディフューザー」と呼ばれる機械で空気中に漂わせていますね。加湿器みたいに白い蒸気っぽい煙が、ふぁ~~っと出てるあれです。1滴から3滴使用するだけでも広い部屋中に強く拡散させることに向いていて、店舗などの利用にも最適です。

今までのアロマ知識を付けた方は、猫がいる部屋でディフューザーを使っても安全か否か、分かるようになったのではないでしょうか。…答えはもちろんNG。ディフューザーを使ったことない方は驚くほど、1滴でも部屋中に香ります。実際問題ディフューザーのある店舗にしばらくいるだけでも、服にアロマの匂いが移るレベル。

ただ少ない滴数で部屋中にアロマを炊けるので、効率はとてもいいんです。庭を挟んで離れの家があるとかの場合にはおすすめですよ。

仕事場で十時間以上毎日可動させていますが、今のところ1年以上壊れていないのが下のメーカーのディフューザー。いろんなメーカー試して1ヶ月持たないのもありましたが、値段も安くとりあえず不便なし。同じ形のを今も使っていて、光が緩やかに変化するのがきれいです。

⬇ディフューザーを見てみる⬇

猫がいてもできる安全なアロマ芳香浴法

離れの家なんてないよ!という方。ではどうやってアロマ芳香浴法をするのか。それはハンカチやコットンにつけること!ハンカチの場合はアロマのシミに注意してくださいね。この方法も正真正銘、芳香浴法のひとつです。1滴だけ付けて顔のそばに持ち、ゆっくり深呼吸をしましょう。空気中への広がりを抑えられるので、かばんに忍ばせれば外出先でもアロマ芳香浴を楽しむことができますよ。

猫に対する注意点としてはアロマ瓶を開けて垂らすときが一番香るので、万全の注意を払い猫のいない部屋で。(洗面所とかお風呂場とか)そしてコットンを置きっぱなしにしたりして猫が誤食しないよう注意してください。

アロマボディスプレー

次に安全な方法はアロマボディスプレーを作ること。猫のいる家の中でまかないでくださいね。利用シーンは外出前なので玄関に置いておくか、かばんに入れておきましょう。使用方法は玄関の外で前方にしゅっと吹き、そのまま霧状の中を真っすぐ進み体にまとわせます。香水でもよく使う方法ですね。

作り方はとっても簡単!精製水45ml、無水エタノール5ml、アロマ3滴から10滴を混ぜるだけです。水は傷みやすいので夏場は1週間、遅くても2週間を目安に作り直してください。1週間ごとにアロマを変えると、週初めもワクワクしたスタートになり楽しいですよ。

【猫飼いでも楽しむ!アロマの安全な使い方】沐浴法

アロマバス

続いてご紹介する方法は、沐浴法(もくよくほう)。お風呂やお湯にアロマを入れて、身体を浸ける方法です。猫がいる家でアロマを安全に楽しみたいなら比較的これが安全でしょう。

注意点としてはお風呂場にアロマの成分がやや残るので、普段から猫が入らないように気をつけてください。数ヶ月に1度猫もお風呂に入れるかと思いますが、その際にはアロマを絶対に使わず十分に換気が鉄則。タイルや床のアロマの成分もしっかり洗い落としてから、猫に入場していただきましょう。

バスタブで安全にアロマを楽しむ

アロマの量は、全身が浸かるお湯(約200lくらい)に1滴から5滴ほど。半身浴で1滴から3滴くらいが目安。お風呂だけでもリラックス効果が高いですが、アロマが加わることで相乗効果が期待できますよ。

忙しい日も安全簡単!アロマ部分浴

忙しいしお風呂までは入りたくない、けどアロマを家で楽しみたい!そんなときは部分浴が安全でおすすめ。作り方は洗面器やバケツにお湯をはり、精油を1~2滴垂らすだけ。の手首部分まで浸すと上半身を、であればくるぶしまで浸すと全身が驚くほど温まります。

体調がすぐれないときに全身浴をすると体力が奪われますが、部分浴であれば手軽なのがメリット。負担を減らしながらも血行をよくしてくれます。注意点としては、猫に触れる前に洗い流してくださいね。

猫に安全なアロマの種類を考える:オレンジなどの柑橘系

オレンジ

アロマの使い方が分かった次は、アロマオイルの種類を考えてみましょう。先程紹介したように外でアロマボディスプレーだったり、お風呂場の隔離空間であればさほど気を使うことはないかもしれませんが、猫の安全には万全を期したい!そんな優しい飼い主の気持ちを応援します。

しかし実は猫とアロマに関する研究はまだまだであり、確実に安全!といえる種類は発表されていません。逆に猫にとって危険!と知られているアロマの成分はあるので、危険を除外していく消去法から考えてみてください

柑橘アロマ:おすすめの使い方

柑橘系アロマには爽やかでフルーティーな香りが多く、気分を明るくしたり気分転換したいときに向いています。ただし光毒性と呼ばれる日の光にあたると炎症をおこしやすいアロマがあるので、アロマボディスプレーには控えましょう。(特にベルガモットとレモン)

おすすめの利用シーンは、ハンカチやコットンにつけてかばんに忍ばせる方法!

定番の柑橘アロマと猫

アロマショップに行くと定番売れ筋商品、そして大多数の人が好きと感じやすい「オレンジスイート」について考えてみます。名前そのままのミカン科でオレンジのいい香りがするアロマなのですが、リモネンって成分に問題あり。猫の肝臓で代謝できない代表的なひとつです。同様にリモネンが含まれるのは、グレープフルーツ・レモン・ベルガモット。このあたりは柑橘類のイメージから連想しやすいですね。

さらにリモネンが含まれるアロマで有名なものは、フランキンエキス・ミルラ・ブラックペッパーなどにも含まれています。

ところで柑橘類と間違われやすいレモングラスというアロマがあり、レモンにそっくりな爽やかな香りに雨上がりの青草の香りを混ぜたような匂いのする種類があります。猫草と同じようにイネ科で、植物の状態のままだと大量でなければ猫が食べてもさして問題はないようです。しかしアロマになると濃縮度が段違い。猫が好んで寄ってくるかもしれないので注意してください。

注意ポイント
柑橘系は猫にはだいたいNG!
リモネンという成分が危険

猫に安全なアロマを考える:ユーカリなどの森林系

森林の木

続いては定番アロマの森林系。まるで朝の森林をゆったり歩いたような、落ち着いた爽やかな気分にしてくれます。

おすすめの使い方

光毒性も少なく、外出時に関しては使いやすいアロマの種類。アロマボディスプレーに配合したり、気分を落ち着けたい部分浴におすすめですよ。

森林系の香りと猫

ティートリーというフトモモ科のアロマオイルが、一昔前にペット用ノミ取りシャンプーやいろいろなものに使われてきました。しかし体調不良を起こす猫の報告があり、今ではティートリーは猫にNGとして有名になり広まってきています。ティートリーと同じフトモモ科であるユーカリや、ヒノキ科のアロマであるジュニパーベリーやサイプレスも、猫には気をつけるべきアロマとして有名です。

注意ポイント
ペット用品の成分にも注意して裏面をチェックする

猫に安全なアロマを考える:ミントなどの清涼系

アロマとローズマリー

アロマの効果で求めるものといえばリフレッシュ感!という方も多いですね。代表的なアロマとしてはペパーミントやローズマリーがあります。

おすすめの使い方

目のさめるようなすっきりした香りが多く、朝のお出かけ前ボディスプレーにすればシャッキリ感がでます。特にミントには抗炎症作用や抗アレルギー作用が。ハンカチに付けて急な鼻づまり対策や、足や手の部分浴に入れることで吐き気やほてりを抑えたりする利用方法があります。

清涼系の香りと猫

ミントやローズマリーにはケトン類が含まれます。神経毒性があると言われていて、猫だけでなく妊婦さんにもNGです。厳密にはミントやローズマリーにもいろいろな種類がありケトンの成分率は変わるのですが、にとっては大多数が嫌がる香りなので近づけるのは避けましょう。

歯磨き粉のにおいキライニャ……!

猫に安全なアロマを考える:ラベンダー

ラベンダー

最後はアロマのド定番!「ラベンダー」。柔らかい花の香りで、ポプリや芳香商品にも非常によく利用される香りです。しかしラベンダーをトイレのにおいだとか臭いと思っている方、それは本当のラベンダーじゃないかも!?

おすすめの使い方

リラックス効果が高く、寝る前の利用が向いています。必然的に全身浴としてのアロマ利用がしやすいですね。消炎作用もあると言われていて、スキンケア目的としてもおすすめ。緊張を緩和する作用もあるので、何かの発表前で落ち着かないときにも活躍するアロマです。しかし行き過ぎると眠くなるので注意。

ラベンダーの香りと猫

実はラベンダーにも種類があって、ラベンダーフレンチはケトン類が多め。猫にとっても妊婦さんにとってもNGなので、アロマ瓶にラベンダーと書かれていても注意しましょう。ラベンダーを買うなら選ぶべきは「真性ラベンダー」。酢酸リナリルという成分が豊富に含まれていて、その成分にリラックス効果があります。

真性ラベンダーを買うならここ


まず値段がやたらに安いラベンダーのみの表記は、ほぼ間違いなく真性ラベンダーではないでしょう。町中で真性ラベンダーは見つけるにはやや苦労しますが、アロマの香りは花らしく優しい香りがしますよ。

以下のサイトで販売しているラベンダーは真性ラベンダー成分の分析証明書も掲示しており信頼度もあります。アロマの説明時にちらっとお伝えした公益法人AEAJの正会員で、知識面でも安心ですね。

⬇真性ラベンダー以外にも、32種類のグレードの高いアロマオイルが揃っています⬇
ナチュラルアロマ

まとめ:猫とアロマの安全性について

猫と花

アロマテラピーの原則は自己責任の元であると書籍にもよく書かれていますが、愛している猫を実験にするようなことはしたくありません。まだあまり研究がされていない以上、できる限り安全な方法を選びながらアロマを楽しみたいですね♪

今回の話をまとめると、猫を飼っているアロマセラピストとして、私が選ぶのは真性ラベンダーです。そして猫がいる部屋や場所では使いません

いろいろな意見がネットにはありますが、ひとつの知識や意見として参考に、そして愛猫のためにどうするか考えてみるきっかけとなれば幸いです。世の中の飼い主様と猫ちゃんが、毎日を快適に過ごせますように♪

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