人生の中心は猫である猫好きライターなちこです。
近年「自然療法」「オーガニック」「無添加」とか、この辺りの言葉を頻繁に耳に入るようになりましたよね。アロマも同様にナチュラルで安全で…といわれますが、「自然なものなら全部安全!」という思考に対して今回は全力で待った!をかけたいと思います。
現役アロマセラピストの知識を具体的に分かりやすくお伝えしますので、猫にアロマが大丈夫なのかどうか、読み終わった後判断してください。
この記事は約6分から8分で読むことができます。
目次
猫にアロマの危険性から考える。そもそもアロマって?
サイトの名前のとおり「ネコノコト。」をメインにWEBライター業や、実生活ではアロマ関連の仕事もしていたりします。実生活でたまに聞かれる質問が「お家ではどんなアロマ炊いてるんですか?」という内容。「猫がいるので家では炊かないんですよ~」そう答えると「え?猫にアロマって危険なんですか?」
こう返ってくる率が99%
猫にアロマが危険ということがネットでは広まってきているようですが、まだまだこれが現状です。アロマの効果といえば「自然の植物から採れる100%の成分で、身体の不調を和らげたり心身のリラックス効果を……」といった内容なので、「自然なものなら全部安全思考」が発動しやすいんですね。
そもそもアロマとか精油ってなに?
猫にアロマの安全な方法を伝える前にまずは前提から!まずアロマセラピーとはラテン語でアロマは芳香、セラピーは療法。アロマセラピーという行為で使用するのが、精油、もしくはエッセンシャルオイルと呼ばれる液体。これが多くの人が想像しアロマと呼ばれる液体瓶ですね。本文中では分かりやすく、アロマと表記していきます。
ちなみに中身は植物からとれる天然純度100%の抽出液。100均でアロマオイルと売られているものは、おもに合成香料なのでまた別物のお話になります。
アロマの効果
アロマテラピーの本質は、植物の香りから得られるリラックス効果や、人が本来持つ健康の維持と「自然治癒力」を引き出すことにあります。代表的な効果は鎮静作用から、美容面でいえば保湿や肌のひきしめ作用、実生活に便利な虫よけや殺菌作用などもありますよ。
ここまで読んでくださっている方はきっと「大切な家族である猫にも使ってあげよう!」または「猫がいるけどアロマ使って大丈夫かな?」という優しい気持ちでここに辿り着いたのですよね。間に合ってよかったです!愛猫の前で使用する前に、ぜひ最後まで読んでください。
アロマは呼吸器からも体内に
「アロマは体にいい物なんだ!」って思った方、安全に使ってこそですよ。専門的な詳しい話はかなり長くなるので省きますが、空気中に漂うアロマ成分を呼吸器から吸収した場合でも、最終的に肝臓などで代謝されたのち外へと排出されます。皮膚に付けた場合には、血液循環により全身へ巡ります。
「いい匂い~♪」だけではなくて、アロマの成分は体に直接入っているんですね。もちろんそれは猫にもです。そして猫の肝臓では解毒できないアロマの成分がある、ということを知っておいてください。
アロマの危険性を知った上で使う!
植物成分100%で凝縮されているアロマオイルはとても強い香りと成分なので、使用するときは1滴から3滴程度が平均です。大人の人間に行うアロマトリートメントもアロマをオリーブオイルやホホバオイルで薄めていて、アロマ成分が1%以下、皮膚の弱い顔だと0.5%以下が原則。「アロマたっぷり入れたほうが効果でる?」とかたまに聞かれますが、怪我やトラブルの元なので絶対やめましょう。
何度か強調していますが、「大人の」「人間」ですら、皮膚の薄い顔は0.5%以下の濃度しか使えないんです。入れすぎると炎症やかゆみ、ひどいと光毒性により火傷のようにただれることも。
子供や猫にアロマ
呼吸器から吸うだけでも体に入ることが分かったアロマ。アロマテラピー関連で唯一の公益法人であるAEAJでは、3歳未満の人間の幼児には芳香浴以外禁止しています。たとえ3歳以上になっても大人の10分の1程度から始めることが推奨されており、アロマとは慎重に扱うべきものということが伝わるのではないでしょうか。
一般的に猫の体重は大人でも3キロから5キロ。人間でいうと生まれたての赤ちゃんくらいですね。そして猫の肝臓は人間より解毒ができず、さらには皮膚も5分の1程度の薄さです。人間の子供すらNGな芳香浴以外のアロマの使用は、猫にもNGとみていいでしょう。
アロマのトラブル事例
幼児の3歳未満もOKとされる芳香浴の面から見てみましょう。近年では2018年1月の事例で、室内でのアロマ芳香浴法をした飼い主さんが、1週間後にインコが急死してしまったお話はツイッターでも大変話題になりました。このように人間にはいい香りでも、動物の嗅覚には香りが強すぎたり、有害となることがあるのです。
人間と比べて数万倍の嗅覚を持つ猫も同様で、中毒症状として嘔吐や涙、皮膚が腫れるなど、さまざまな症状があらわれると言われています。アロマに限らず、強い香りのするものは避けてあげたいところですね。
猫にアロマ芳香浴が安全か危険か、明確な指導や発表がないせいで安全と解釈する人もいます。そういう人は大きな袋を頭からかぶって、その中でアロマの瓶あけてしばらく過ごしてみると猫の気持ちが少しでも分かる…かもしれません。どんなに好きなアロマの香りでも、強烈過ぎたらよくて頭痛、または吐きそうなので私は遠慮します。人間より嗅覚が強いということを想像しながら、かわいい猫たちを愛してあげたいですね!
【猫飼いでも楽しむ!アロマの安全な使い方】芳香浴法
ここまで危険性を知った上で、「猫を飼ってるけどどうしてもアロマを楽しみたい…安全な方法はないの?」そう思っている方、ようこそ本題にいらっしゃいました!アロマセラピーをできるだけ安全に楽しむ方法はいくつかあります。
加湿器のように空気中に拡散させる「ディフューザー」
アロマといえば代表的なのは芳香浴。雑貨屋さんに行くとよく「ディフューザー」と呼ばれる機械で空気中に漂わせていますね。加湿器みたいに白い蒸気っぽい煙が、ふぁ~~っと出てるあれです。1滴から3滴使用するだけでも広い部屋中に強く拡散させることに向いていて、店舗などの利用にも最適です。
今までのアロマ知識を付けた方は、猫がいる部屋でディフューザーを使っても安全か否か、分かるようになったのではないでしょうか。…答えはもちろんNG。ディフューザーを使ったことない方は驚くほど、1滴でも部屋中に香ります。実際問題ディフューザーのある店舗にしばらくいるだけでも、服にアロマの匂いが移るレベル。
ただ少ない滴数で部屋中にアロマを炊けるので、効率はとてもいいんです。庭を挟んで離れの家があるとかの場合にはおすすめですよ。
仕事場で十時間以上毎日可動させていますが、今のところ1年以上壊れていないのが下のメーカーのディフューザー。いろんなメーカー試して1ヶ月持たないのもありましたが、値段も安くとりあえず不便なし。同じ形のを今も使っていて、光が緩やかに変化するのがきれいです。
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猫がいてもできる安全なアロマ芳香浴法
離れの家なんてないよ!という方。ではどうやってアロマ芳香浴法をするのか。それはハンカチやコットンにつけること!ハンカチの場合はアロマのシミに注意してくださいね。この方法も正真正銘、芳香浴法のひとつです。1滴だけ付けて顔のそばに持ち、ゆっくり深呼吸をしましょう。空気中への広がりを抑えられるので、かばんに忍ばせれば外出先でもアロマ芳香浴を楽しむことができますよ。
猫に対する注意点としてはアロマ瓶を開けて垂らすときが一番香るので、万全の注意を払い猫のいない部屋で。(洗面所とかお風呂場とか)そしてコットンを置きっぱなしにしたりして猫が誤食しないよう注意してください。
アロマボディスプレー
次に安全な方法はアロマボディスプレーを作ること。猫のいる家の中でまかないでくださいね。利用シーンは外出前なので玄関に置いておくか、かばんに入れておきましょう。使用方法は玄関の外で前方にしゅっと吹き、そのまま霧状の中を真っすぐ進み体にまとわせます。香水でもよく使う方法ですね。
作り方はとっても簡単!精製水45ml、無水エタノール5ml、アロマ3滴から10滴を混ぜるだけです。水は傷みやすいので夏場は1週間、遅くても2週間を目安に作り直してください。1週間ごとにアロマを変えると、週初めもワクワクしたスタートになり楽しいですよ。
【猫飼いでも楽しむ!アロマの安全な使い方】沐浴法
続いてご紹介する方法は、沐浴法(もくよくほう)。お風呂やお湯にアロマを入れて、身体を浸ける方法です。猫がいる家でアロマを安全に楽しみたいなら比較的これが安全でしょう。
注意点としてはお風呂場にアロマの成分がやや残るので、普段から猫が入らないように気をつけてください。数ヶ月に1度猫もお風呂に入れるかと思いますが、その際にはアロマを絶対に使わず十分に換気が鉄則。タイルや床のアロマの成分もしっかり洗い落としてから、猫に入場していただきましょう。
バスタブで安全にアロマを楽しむ
アロマの量は、全身が浸かるお湯(約200lくらい)に1滴から5滴ほど。半身浴で1滴から3滴くらいが目安。お風呂だけでもリラックス効果が高いですが、アロマが加わることで相乗効果が期待できますよ。
忙しい日も安全簡単!アロマ部分浴
忙しいしお風呂までは入りたくない、けどアロマを家で楽しみたい!そんなときは部分浴が安全でおすすめ。作り方は洗面器やバケツにお湯をはり、精油を1~2滴垂らすだけ。手の手首部分まで浸すと上半身を、足であればくるぶしまで浸すと全身が驚くほど温まります。
体調がすぐれないときに全身浴をすると体力が奪われますが、部分浴であれば手軽なのがメリット。負担を減らしながらも血行をよくしてくれます。注意点としては、猫に触れる前に洗い流してくださいね。
猫に安全なアロマの種類を考える:オレンジなどの柑橘系
アロマの使い方が分かった次は、アロマオイルの種類を考えてみましょう。先程紹介したように外でアロマボディスプレーだったり、お風呂場の隔離空間であればさほど気を使うことはないかもしれませんが、猫の安全には万全を期したい!そんな優しい飼い主の気持ちを応援します。
しかし実は猫とアロマに関する研究はまだまだであり、確実に安全!といえる種類は発表されていません。逆に猫にとって危険!と知られているアロマの成分はあるので、危険を除外していく消去法から考えてみてください。
柑橘アロマ:おすすめの使い方
柑橘系アロマには爽やかでフルーティーな香りが多く、気分を明るくしたり気分転換したいときに向いています。ただし光毒性と呼ばれる日の光にあたると炎症をおこしやすいアロマがあるので、アロマボディスプレーには控えましょう。(特にベルガモットとレモン)
おすすめの利用シーンは、ハンカチやコットンにつけてかばんに忍ばせる方法!
定番の柑橘アロマと猫
アロマショップに行くと定番売れ筋商品、そして大多数の人が好きと感じやすい「オレンジスイート」について考えてみます。名前そのままのミカン科でオレンジのいい香りがするアロマなのですが、リモネンって成分に問題あり。猫の肝臓で代謝できない代表的なひとつです。同様にリモネンが含まれるのは、グレープフルーツ・レモン・ベルガモット。このあたりは柑橘類のイメージから連想しやすいですね。
さらにリモネンが含まれるアロマで有名なものは、フランキンエキス・ミルラ・ブラックペッパーなどにも含まれています。
ところで柑橘類と間違われやすいレモングラスというアロマがあり、レモンにそっくりな爽やかな香りに雨上がりの青草の香りを混ぜたような匂いのする種類があります。猫草と同じようにイネ科で、植物の状態のままだと大量でなければ猫が食べてもさして問題はないようです。しかしアロマになると濃縮度が段違い。猫が好んで寄ってくるかもしれないので注意してください。
柑橘系は猫にはだいたいNG!
リモネンという成分が危険
猫に安全なアロマを考える:ユーカリなどの森林系
続いては定番アロマの森林系。まるで朝の森林をゆったり歩いたような、落ち着いた爽やかな気分にしてくれます。
おすすめの使い方
光毒性も少なく、外出時に関しては使いやすいアロマの種類。アロマボディスプレーに配合したり、気分を落ち着けたい部分浴におすすめですよ。
森林系の香りと猫
ティートリーというフトモモ科のアロマオイルが、一昔前にペット用ノミ取りシャンプーやいろいろなものに使われてきました。しかし体調不良を起こす猫の報告があり、今ではティートリーは猫にNGとして有名になり広まってきています。ティートリーと同じフトモモ科であるユーカリや、ヒノキ科のアロマであるジュニパーベリーやサイプレスも、猫には気をつけるべきアロマとして有名です。
ペット用品の成分にも注意して裏面をチェックする
猫に安全なアロマを考える:ミントなどの清涼系
アロマの効果で求めるものといえばリフレッシュ感!という方も多いですね。代表的なアロマとしてはペパーミントやローズマリーがあります。
おすすめの使い方
目のさめるようなすっきりした香りが多く、朝のお出かけ前ボディスプレーにすればシャッキリ感がでます。特にミントには抗炎症作用や抗アレルギー作用が。ハンカチに付けて急な鼻づまり対策や、足や手の部分浴に入れることで吐き気やほてりを抑えたりする利用方法があります。
清涼系の香りと猫
ミントやローズマリーにはケトン類が含まれます。神経毒性があると言われていて、猫だけでなく妊婦さんにもNGです。厳密にはミントやローズマリーにもいろいろな種類がありケトンの成分率は変わるのですが、猫にとっては大多数が嫌がる香りなので近づけるのは避けましょう。
猫に安全なアロマを考える:ラベンダー
最後はアロマのド定番!「ラベンダー」。柔らかい花の香りで、ポプリや芳香商品にも非常によく利用される香りです。しかしラベンダーをトイレのにおいだとか臭いと思っている方、それは本当のラベンダーじゃないかも!?
おすすめの使い方
リラックス効果が高く、寝る前の利用が向いています。必然的に全身浴としてのアロマ利用がしやすいですね。消炎作用もあると言われていて、スキンケア目的としてもおすすめ。緊張を緩和する作用もあるので、何かの発表前で落ち着かないときにも活躍するアロマです。しかし行き過ぎると眠くなるので注意。
ラベンダーの香りと猫
実はラベンダーにも種類があって、ラベンダーフレンチはケトン類が多め。猫にとっても妊婦さんにとってもNGなので、アロマ瓶にラベンダーと書かれていても注意しましょう。ラベンダーを買うなら選ぶべきは「真性ラベンダー」。酢酸リナリルという成分が豊富に含まれていて、その成分にリラックス効果があります。
真性ラベンダーを買うなら
まず値段がやたらに安いラベンダーのみの表記は、ほぼ間違いなく真性ラベンダーではないでしょう。町中で真性ラベンダーは見つけるにはやや苦労しますが、真性以外のラベンダーはツンとしたスッキリ系の香りが多く、真性ラベンダーの香りは花らしい香りがしますよ。
以下のサイトで販売しているラベンダーは真性ラベンダー。世界で最も厳しい認証と言われる「USDA」が承認した、オーガニックコスメ認証のアロマです。USDAはアメリカの政府機関で日本の農林水産省のようなものですが、オーガニックの「食品基準」に基づいて行われる厳しい検査であり、さらに毎年のチェックをクリアしないと認証が外されるため、今後の品質面も安心です。
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まとめ:猫とアロマの安全性について
アロマテラピーの原則は自己責任の元であると書籍にもよく書かれていますが、愛している猫を実験にするようなことはしたくありません。まだあまり研究がされていない以上、できる限り安全な方法を選びながらアロマを楽しみたいですね♪
今回の話をまとめると、猫を飼っているアロマセラピストとして、私が選ぶのは真性ラベンダーです。そして猫がいる部屋や場所では使いません。
いろいろな意見がネットにはありますが、ひとつの知識や意見として参考に、そして愛猫のためにどうするか考えてみるきっかけとなれば幸いです。世の中の飼い主様と猫ちゃんが、毎日を快適に過ごせますように♪
YouTubeでストレスで自分の尻尾や足を噛んで傷つける犬がアロマオイルで噛まなくなった動画を見ました。
そのオイルが知りたくてメールしました。
何のオイルかわかりますか?
おっしゃっているYouTube動画は、
ぱっと検索した限りでは見つけられなかったので正確にどのアロマオイルか特定できませんでしたが、
人間も動物も、香り、アロマは記憶と結びつくという特性があります。
ストレスで噛んでいる時に急いでアロマを炊いて落ち着かせるというよりは、
飼い主さんが優しく撫でてあげている時やリラックスしてる時に
アロマを香らせておくことで楽しい記憶を呼び起こす、
そういう使い方がとても効果的ですよ(^-^)
猫と違って犬の場合はアロマ芳香浴を一緒に楽しむことができるパートナーなので、
犬の様子を見て、気に入ってくれる香りが見つかるといいですね♪
肝心のアロマの種類ですが、
ストレス軽減や無駄吠えなど落ち着かせる意味なら真正ラベンダーが一番手に入りやすく猫同様に安全ですね!
犬の場合はラベンダーの花の香が好きな子が多いそうで、
禁止アロマの多い人間の妊婦さんでも比較的安全に使用することができます。
甘い香り系でよければゼラニウムも抗うつ作用があり手に入りやすく、
もうちょっとスッキリした香りが好きそうなら、
気分を明るく楽しい方向へ向けてくれるオレンジスイートもおすすめです。
内向的で怯えてストレス感じてる子には私的にはこっちがおすすめでしょうか。
なにかの参考になれば幸いに思います(^-^)
はじめまして。
最近猫を買い始めたことで,部屋の香りが気になるようになり,色々調べているうちにここにたどり着きました。
もともとルームフレグランスやアロマオイルなどを使用するタイプの人間だったので,猫ちゃんが我が家に来てからは使用を控えてはいるのですが(アロマオイルがダメということは知人に聞き知ってました。),衣類用のフレグランススプレーに「ペットのいるご家庭にも」と書かれてあったので使っていたんですが,成分に「グレープフルーツ果皮油」というものや「アロマエッセンス」という文字がかかれていたので引っかかりました。
お店に問い合わせようかとも思いましたが,恐らく安全と記している以上自己責任で…と言われそうなので,あアロマオイル系に詳しい方にお話をお伺いしたく思いました。
ちなみに書かれている成分を記しておきます↓
【界面活性剤(0.8% アルキルグリコシド),セージエキス,グレープフルーツ果皮油,アロマエッセンス,カキタンニン】
こちらがパッケージの記載通り使用出来る感じであれば,猫特有の匂い消しにも今後使って行けたらいいなと思いました。
よろしくお願いします。
かおり様はじめまして。
猫やペットを飼っているとお部屋の香り、気になったりしますよね。
私も記事のとおり職業柄アロマを使う生活に慣れていたのでお気持ちがよくわかります(*^^*)♪
そして肝心の衣類用フレグランススプレーのお話。
まず成分をぱっと拝見したところ、
かおり様がお気づきのとおりでグレープフルーツ果皮油、そしてセージエキスが猫にとっては危険度の高いものです。
急な症状としては嘔吐がよくあるのですが、
猫って吐くことが多いから本当それも分かりにくいですよね
ちなみにセージには人間でさえ、量を取りすぎると神経毒性が現れる効果の強いアロマです。
使用中に大きな変化が現れなかったとしても、
猫の場合ゆるやかな症状として目に見えず肝臓に蓄積され数値の悪化として現れるそうなので、
一見大丈夫そうに見えても長期で考えた場合違う商品が無難かと思います。
それから世の中の商品に多くある、
「ペットのいるご家庭にも」といった文章なのですが、
そう書かれていると一見安全そうに見えても、
ペット=猫とは限らないのが引っ掛けの罠かなと警戒しています
確かにペット=犬に限った話なら、
グレープフルーツそのまま食べられるくらいなので問題なかったりするので嘘ではないんですよね(=_=;)
大切なかわいい家族、
猫さんと暮らしていく上で少しでも何かの参考になれば幸いです(*^-^*)
ご丁寧なお返事ありがとうございます!
やはり,猫ちゃんにとってはあまりよくない成分が含まれているのですね。。ペットのいるご家庭にも…の文言のことも,すごく勉強になりました!
自分の目でしっかり成分を確認して,大丈夫なのかどうか調べながら使っていく必要が今後もありそうですね!
ありがとうございます!今後も気をつけながら,猫ちゃんとの暮らし楽しみます!☺︎
こんにちは、業務用40畳のアロミックエアーをいう商品をを購入ました。
猫二匹と暮らしております。
我が家は自営業で一階に15坪の店舗があり、店奥の引き戸を開けて幅180センチの廊下の奥がリビングです。廊下に格子の木製のドアを作り、店舗とリビングは空気の循環ができ、店のエアコンでリビングをわりと涼しいです。購入のオイルはブレンドでシダーウッド、パイン、ヒノキ、ヒバ、ラバンジン、ユーカリ、
ペチパーと書いてあります。このオイルを店で使用した場合上記のリビングにいる猫への影響はどんなものでしょうか?また、青森ヒバのオイルも猫にはよくないでしょうか?オイルとはちがいますが、ヒバの木材で店舗の壁を一部リフォームをけんとうしています。
はっとり様はじめまして。
アロマの成分や使用に関することは詳しい自信はあるのですが、
建築上の空気の流れや有効範囲に関して等は、
専門分野ではないものではっきりとお答えできず申し訳ないです。
有効範囲のひとつのわかりやすい判断基準としては、
「猫の住んでいる空間でアロマの匂いがしないこと」を目安に考えています。
店舗のエアコン冷気がリビングにまで届いているとのことなので、アロマ成分も届いてしまっているように感じますが、実物を拝見していないので確かなことは申し上げられずすみません。
そして本題のアロマのお話、アロマはブレンドタイプを購入されたのですね♪
その内容でしたら、とてもすっきりとした清潔感や清涼感のある香りで、今のご時世、殺菌作用や防虫効果としてもおすすめの配合となります。
肝心の猫に関してですが、いろいろ気になる部分はあるのですが特に「ラバンジン」。残念ながらこれは特に避けたいアロマのひとつです。
ラバンジンは端的にいうとラベンダーの一種ではあるのですが、神経毒性を多く含む種類で、妊婦さんや乳幼児にも禁忌、使ってはいけないアロマとなります。
病気のてんかんをお持ちの方もけいれん発作を誘発させると言われていて、もし15坪の店舗に、不特定多数のお客様が来られるタイプのお店なのであれば念の為避けた方が無難かもしれません。
そして天然の木材からの香りとアロマの香り。アロマはとても多くの花や草木を濃縮しているので肝臓への負荷が1滴でもとても強いのですが、天然の木材そのものから悪影響が出るという話は、今のところ私は聞いていないですね。
一緒に暮らす猫への愛情、とても感じられるお気遣いに気持ちがほっこり致しました(^_^)
ご購入されたアロマオイル、使い方や場所さえ気をつければとても良い香りの配合だと思いますので、アロマのある生活どうぞ楽しんでくださいね♪
少しでも何かの参考になれますように願っております。
なちこ 様
わかりにくい質問でしたのに、とても詳しいお話をいただきまして、ありがとうございました。また、ラバンジンの猫への危険性!お聞きして良かった~としみじみ感じました。
特に我が家へ来てくださるお客さんへの影響まで心配してくださり、細かいお気遣いに感謝しかありません。このブレンドはもう使用しない事にしました。しかし、オイルの販売会社もそういった情報を消費者に伝えてほしいものです。
今回はこちらのサイトに縁があったことをとても嬉しく思います。
ありがとうございました! はっとり
アロマテラピーが好きで
精油を持て余しているのですが
同居している親がいきなり猫を飼い始めて
アロマテラピーができなくなって
困っていました……。
猫がいない所で影響が出ないように活用します……。
大変助かりました! ありがとうございます!
随分前の記事なので
回答が頂けるか分からないのですが….
猫2匹、犬1匹が居ます
①衣服の防虫剤、
○シューダのオーガニックで
ベルガモット…の香りを使ったのですが
部屋中が結構が香ります
このまま使い続けていいでしょうか?
②衣類の柔軟剤を手作りしようと思うのですが
猫に危険の少ない精油をネットで調べたのですが
よく分からず不安なので下記の精油の中で
危険な精油を教えてください
真正ラベンダー
レモングラス
ローズゼラニウム
プチグレン
よろしくお願いします
せっちゃん様こんにちは!記事をご覧くださりありがとうございます。
●シューダのベルガモットで検索して商品見てみたら、
ペパーミント&ベルガモットの配合された商品が出てきたのですがこれのことかな?という前提で話を進めますね♪
一応調べてみるとこの商品、
全部がアロマ成分の香りではなく合成もされてるようなので、
どの程度の本物のアロマ成分が部屋に香ってるかまでは、メーカーさんじゃないと分からない感じですね。
私の場合なら、匂いが薄くなる程度まで1週間以上は猫の近づけない場所(我が家の場合は玄関)に置いて様子見てからクローゼット等に設置するかもです。
それにしても防虫剤系の匂いって開けたては特に強烈に匂いますよね、、気をつけて商品を選んでいても私も何度か困ったことがあります(笑)
ちなみにペパーミントとベルガモット、
精油という観点から見ると、どちらも猫にとってとても危険な種類です。
神経毒と肝臓への障害が出る組み合わせなので、
安全を第一に取るなら別な商品にすると不安なく安心できるかなと思います♪
そして柔軟剤の手作り、素敵ですね♪
ご質問の中でまず安全度の一番高い精油は、
その中でしたら「真正ラベンダー」が1番おすすめです。
猫に対する安全度の順番に並べるとすると、
1.真正ラベンダー
2.ローズゼラニウム
3.レモングラス
4.プチグレン
こんな感じの順番で、上の方ほど安全になるかと思います。
2番に入れたローズゼラニウム、私としては真正ラベンダーの次に安全かなと考えている精油ではあるのですが、なにぶんペットとアロマに関連する歴史や情報がラベンダーに比べるとちょっと少ないのが二番手になる理由ですね〜。
ただ安全度とは別のお話として、ゼラニウムの花の香りは強いので猫避けとして庭で育ててる方もいたりします。
猫さんの香りの好みにもよるのですが、柔軟剤に使ったらちょっと避けられたり嫌われちゃうかも、、?(ノ∇`;)汗
問題なさそうであれば、真正ラベンダーとブレンドして使用してもいいかもしれません♪
よく私のサロンでも(人間用に)ブレンドして使用する種類で、とても相性がいい香りですよ!
ちなみに3番に入れたレモングラスはあの猫草と同じイネ科の植物で、猫には好かれやすい香りだったりします。
ただ猫にとって危険な成分リモネンが、少し混ざってて気になる点です。
オレンジやグレープフルーツがリモネン100%だとするとベルガモットが約50%、レモングラスは少ないのですが確か5%程度くらいは含まれているかな?
猫にとって肝臓障害が出やすい成分なので常用する柔軟剤とするなら、避けてあげたほうが良い精油ですね。
そして最後のプチグレン。この精油はみかん系の木なのですが、まさに柑橘類に多いリモネンという危険な成分が含まれるので避けてあげてみてください。
わんちゃんへの知識が少なくて猫視点からの熱い語りになりましたが、
何かのご参考になれば幸いです!
愛猫や愛犬たちとの楽しい生活がこれからも末長く暮らせますように♪
とっても丁寧なアドバイス
ありがとうございました
防虫剤は無臭の物に変えることにしました
柔軟剤は
真正ラベンダー:レモングラス=3:1
で使ってみようと思います
500mlのボトルに
レモングラス10滴入れてみました
6kgの洗濯で1回の使用量が30ml位なので
0.6滴使う事になります
どうでしょう???
私自身が痛みを伴う病気なのですが
皮膚は紫外線アレルギーで
胃腸の粘膜も弱い為
処方された
鎮痛剤の服用や塗布が出来ず
医師にも相談しながら
鍼治療やアロマでの緩和を行なっていて
猫や犬に害の少ないエッセンシャルオイルを
調べているのですが
何をどう調べれば良いのか….
ネットでオイルごとに調べてみても
今一つ、ハッキリとが分からなくて….
専門書のお勧めは有りますか?
沢山の質問ですが
よろしくお願いします
レモングラスはアロマの中では皮膚刺激が強いほうのオイルに分類されるので、敏感肌や皮膚系アレルギーをお持ちの方はもしかしたらつらい場合もあるかも。。
お客様の体に塗布する場合は、濃度に気をつけて薄くしなければいけないオイルという認識です。
ただ刺激は強めではあるのですが効果として抗菌に抗カビ作用、
水虫とかの殺菌にも効果があると言われてるので、
柔軟剤でお洋服が雑菌から守られ清潔になることによって皮膚が楽になる、、という結果の方向に傾いたりすると嬉しいですね!
とりあえず柔軟剤としていれる時は少ない量から影響がないか確かめながら、
様子見て使ってみてくださいませ♪
猫とアロマに詳しい専門書の情報は、今のところ私は知らなくて申し訳ないです(~_~;)
ネット上で探す方法としては、猫に危険な成分をまず調べてみたり、
「猫 危険な植物」、さらにその植物の成分とかで深く調べていくとアロマに通ずるような情報が見れるかと思います!
もしくは特定の何かのアロマの成分、例えばレモングラスを「成分」として調べたあとに、
それをひとつずつ詳しく検索、、という地道な方法もありますね♪
私のお伝えしている知識の場合は、
おもにアロマの成分のほうを仕事柄ある程度知っているのもあり、
それを詳しく調べると人間に対してどうなったとか医学的なページが見れることもあるので、そういったところで知識を深めることが多いです。
今後の調べ方のご参考になれば幸いです♪
ありがとうございます
本当に御親切に
感謝します
アドバイスを参考にしながら
猫や犬に安心で
自分にとって必要な物を
探してみようと思います
家猫6匹います。TNRした外猫6匹にご飯をあげているのですが、最近、家猫がトイレ以外のあちこちででマーキング、オシッコをするようになり、オキシトシン等で掃除してましたが、匂いか取れません。アロマはダメと聞いていたので使用してはいないのですが、キッチンハイターを薄めてティッシュでスプレー湿布をしています。独特の匂いがありますが、時間が経つと匂いも薄まり助かっていましたが、この記事を読ませていただいて、ハイターの成分的に、猫達に害があったらいけないと思い、その点お尋ねしたくてメールさせていただきました。よろしくお願いいたします!
山田のぶこ様こんにちは♪
記事をご覧くださりありがとうございます。
この度ご質問いただいた内容、読ませていただきました。
まず前提として、私はアロマは職業として長年携わっている者ではあるのですが獣医ではないため、ハイターと猫の危険性については実体験とアドバイス程度に聞いていただけると幸いです。
昔、我が家の猫が、菌による皮膚病にかかった時のお話です。
病院へ行って薬をもらい猫自身の治療と並行し、完治するまでの間は家の中も床など、何かしらで毎日消毒をする必要がありました。
その時の獣医さんからのアドバイスとして、
「家の中をきっちり濃度を計量して薄めた状態のハイター等で拭き取り消毒し、その後しっかり水拭きをしてください」と指示をもらいました。
昨今、コロナ関連の消毒も同じようにしているので、ある意味馴染みある消毒方法ですね。
上記のことから猫がいる環境でも問題はないようです。
獣医さんからの重要ポイントは、
・換気しながら&濃度には気をつけて
(500mペットボトルにキャップ1杯程度のハイターを薄める)
・水でその後しっかり拭き取ること
私の実体験からのアドバイスとしては、
塩素の匂いに対してマタタビかのように反応する猫ちゃんがいて、寄ってきてなめようとするので注意してください。
におい自体も、基本的には体に悪いので、掃除が終わってから1時間程度は別なお部屋に移動してもらっています。
ご参考になれば幸いです!
訂正…オキシトシンではなく
オキシクリーンでした。